みんな、ボクのこと忘れとらん?
ちくちくやよ!
やけど、キッドくんやよ!
サンハハんち来てから、ちくわって名前つけられてぇ、
みんなボクの名前聞いたら、プッて笑っとってん。ひどくないけ?
やけど、今は、「カッコイイ名前やね」って言ってもらえれん!
だってボク、、、
運命のおうち見つけてんもん!!
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はい。お試し中だったちくわ。
私の仕事がたてこんでいて報告が遅くなりましたが、
あっという間にご縁の糸を結んでしまいました (*^^*)
うちに来たときから、も~う遼ベッタリだったちくわ。
人一倍甘えん坊に違いありません。
Mさんちでの合宿から帰ってからは、遼の方が子離れしてくれたおかげで、
たいていは私に寄り添って寝るようになりました。
それでも、撫でようとするとビクッとして逃げてしまう。
人間にも甘えたいのに、反射のような警戒心がなかなか取れない。
保護がもう少しあと一週間でも早かったら、
ここまでの警戒心はしみこまなかったはずです。
本当なら何も考えずに親犬に甘えてコロコロ転げまわって遊ぶ時期に
恐怖と警戒を学習してしなければならなかった。
子犬を預かっていて、一番辛いのはこのことです。
でも、それもこれも悔やんでもどうしようもないちくわの個性。
笑って受け止めて、その反射が消える日を待つしかない。
この個性を受け入れ、ゆっくりゆっくり育ててくれる運命の人が
現れないかなって思っていたら。
突然舞いこんできたお問い合わせ。
受付スタッフからも、
「こんなピッタリのお話きてんけど (・_・;)」って。
あまりの好条件(ちくわにとって)に半信半疑でした。
そしてあっという間にお見合いとなり、
これが夢ではないことを確認し、すぐにお試し。
そして、翌日の様子伺いのお電話で即、
「うちの子に迎えたい」というお返事。
ちくちく・・・待った甲斐があったねぇ (T_T)
だってね。
ご縁が結ばれたYさんご一家は、
歴代シェパードと暮らしていらっしゃったご家族で、
40キロ以上あったという先代くんたちに比べたら、
ちくわなんて永遠の赤ちゃんサイズ。
多少、ジタバタしようが口をあてようが、
そんなの屁の河童ってやつ?
契約に伺ったハハと淵ははを見て大喜びしてくれたちくわですが、
その後は居間に用意された自分のスペースに戻ってやがてウトウト。
書類を書いている間は、ハハたちの向こう側にいるお父さんとお姉さんの背後へ。「ボク、もうここんちの子になるげん! もう大丈夫やよ」って。ちくわの声が聞こえてきました。
器が大きいってこういうことを言うんだろうなぁっていうか、
遼が人間だったらこんな感じかもっていうような大きなお父さんと、
とっても細やかにちくわのことを気遣って、
「本当にうちでいいんでしょうか。寂しくないでしょうか。
ちっくんがうちでいいって言ってくれれば・・・」
とおっしゃってくださるお姉さんとお母さん。
お仕事を抜けて会いにきてくださったお兄さん。
「めでたいことなのに、なんで顔隠さんなん」と、まさかのモザイク拒否だったお父さん・・・ごめんなさい。私にはつけない勇気ありませんでした (T_T)幸せハートで許して・・・
こんな素晴らしいご家族とのご縁を結んでくれたのは、
きっと先代のケニーくんだと思います。
いっぱいいっぱい自分が愛されて幸せだったから、
その幸せを、小さなときに辛い思いをしたちくわに感じさせてあげたいって、
自分が旅立つにあたり、ご縁の糸を結んでいってくれたんだと。。。
この急速な展開はそれしか考えれらない。
最高のご家族と、虹の橋にいる先輩たちに見守られ、
ゆっくりゆっくり甘えん坊ぶりを開花していくはずです (^^)
遼ママとわらびと、その成長を遠くから見守ります。