続いての幸せ報告は、シャベル。
5兄弟のうち、スコップとシャベルだけが男の子です。
(スコップは後にやんこ家に移動となり、
おトイレバッチリの賢いボクやよ!
ご希望くださったのは、とっても優しいママと可憐なバレリーナ姉妹が
主にお世話されるというおうち。
元気いっぱい5兄弟の中で、スコップほど体は大きくはないものの
かなりヤンチャですが大きくなってからも大丈夫でしょうかってお話をして、
将来に向けてのシツケもアレコレ考えてくださったうえで是非家族にと。
それも、お試しナシの即契約で♪っておっしゃってくださったのですが・・・
お試し直前に元気がよすぎて(?)怪我しちゃって様子見で1週間延び、
痛かってん・・・(T_T) あろうことかその間にアレルギー性の皮膚炎を発症してしまい
(この皮膚炎は見事に兄弟同時発症で、
先に契約を済ませていたあられとふぶきもでした・・・
それでも皆さんちゃんとご理解くださって
この子らを温かく迎えてくださいました 感謝 (T_T)
フードを切り替えて、たぶんこれで大丈夫とは思いつつ、
念のため様子を見を兼ねてお試し期間をおかせてもらったのですが、
その間にも皮膚炎はどんどん進行。
契約に伺ったときには、シッポはほぼ毛がないネズミのような状態。
それでも、そう、契約なんです。
このシッポすら愛しく可愛く見える
と笑ってくださるお母さん。
お姉ちゃんもこのワンパク小僧を優しく抱っこしてくれて、
自分から膝にのぼって寝てしまうんだって。
そっと置いてもまた起きて、モソモソと膝にのぼってまた寝る。
す~っかり年の離れた甘えん坊の弟です。
ベロ出てますよ~
手芸のプロのお母さんは、延びたお試しを待つ間に
シャベル用の五月人形まで作って待っていてくれました。
契約の日にはそこに「命名 海人」の立派な刺繍も (≧▽≦)
おうちには、すでにウサギ先輩もいるのですが、
先輩後輩の上下関係は大切ですよ!BY 遼園長
お母さんいわく、
「犬ってこんなに表情豊かで心が通じ合うんですね」って。
それはね、ご家族みなさんの愛があるからこそ。
アレルギーも、毎度お世話になっているT先生の的確な診断どおり
契約のときのハゲハゲはやはり一過性のもので
フードの切り替えですっかり落ち着き、
先日たまたま会ったときにはフワフワの立派な姿になってました。
車で通り過ぎて、「うわ!ワタシ好みのかわいい犬が歩いてる~!」
と思ったら海人くんでした。
ボク、イケメンになったやろ♪ 見かけには立派になったものの、まだまだはちゃはちゃヤンチャ小僧で、
ご近所のセントバーナードくんにも遊んで遊んで攻撃で困らせたり、
柴くんに喝入れられたり、いろんなことを学習中のようです (*^^*)
いつかお母さんやお姉ちゃんを守る立派な男子になるんだよ~!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
そして、最後は みぞれ。
みぞれは、ご希望いただいてお見合いが決まる前に
兄弟がアレルギー発症 (>_<)
その時点でみぞれは他の子ほどひどくはなかったのですが、
兄弟ほぼ同時発症なので、本犬もその可能性大。
それもお話したのですが、
「どんなことがあっても受け止めます」という力強いお言葉をくださいました。
(そして、ここでもまた救いの神が・・・
おうちはほぼ新潟よりの富山県なので往復かなりの時間がかかる。
我が家にはまだ子犬のたっくん&しーちゃん、ぽんずがいて
長時間家を空けらないのでどうしようかと悩んでいたら、
エミリーパパとママが代わりに行ってくれると!
子犬預かりの大先輩のご夫婦なので安心してお届をお願いしました♪)
エミリーパパママから聞いた話によると、おうちは専業農家をされていて、
ひろ~い畑で野菜を花を作っていらっしゃるとか。
そして、歴代チェリーちゃんという女の子がいて、
みぞれももちろん、3代目「チェリー」を襲名 (*^^*)
その可愛さにお父さんもお母さんもメロメロだったよ~!
すごくいいおうちだから安心してってエミリーパパの太鼓判ももらいました♪
その後、やはり一時期は皮膚炎はひどくなってしまい
オチリのハゲが痛々しい…てか、それは入って寝るものですよね?(^^;
他の兄弟同様、それは次第におさまったのですが、
その後避妊手術でもちょっと気になることがあったり、、、
それでも、大きく広く構えて受け止めてくれるお父さんお母さんだから大丈夫!
立派な三代目おてんば娘として広い畑の周りを今日もお散歩しているそうです♪
あの大雪の冬、タッチの差で命拾いした兄弟。
お母さんはまだ捕獲できずにいるそうです。
ある日突然子犬を奪われたお母さん。
どんなに心配だっただろう。
おっぱい張ってどんなにか辛かっただろう。
この子たちの今日の幸せは、偶然と現場の職員さんたちの愛と、
理解ある里親さんたちがいてくれてこその結果であって、
決して簡単に得られた幸せではありません。
いや、死と紙一重ギリギリのところで得られた幸せ、、、
この子たちの幸せは本当に嬉しいけれど、
やっぱりこんなことはいつまでも続いてはいけないと改めて思います。
「金沢市」は、新しい清潔な施設で、
譲渡に向けて積極的な取り組みが行われているそうです。
「石川県」も、どうかそうなりますように。
この意識の違いの元はどこにあるのか。
それを変えるために私たちに何ができるのか。
考えるときがきているのではないでしょうか。