遼について書くと言いながらずっと書けなくって。
先日も書きましたが、これまで全くなかった遼へのお話が
パタパタと続いたんです。
どれも、このおうちならきっと遼も幸せになれるだろうと思うようなお話ばかり。
なのに、そのどれもが先方のご都合で直前になってキャンセル。
なんで???
そしてまた、今回、同様のキャンセルがありました。
遼は、推定5ヶ月くらいで山に捨てられたという説があります。
山の中を1人で放浪し、
とある集落の広場を寝ぐらにして生きてきました。
遼の犬徳でしょうか、集落の方々の優しさでしょうか、
たくさんの善意に包まれて命をつなぎました。
それでも。
あるときは数日間姿が見えなくなったり。
…そのときは決まって山を越えてある場所に行っていたそうです。
もしかしたら、捨てた飼い主を探しに行っていたのかも。
次に現れたときには足をひきずっていたり。
枯れ葉の上でうずくまって数日間動けなくなっていたり。
遼のろっ骨には一度骨折してくっついたような跡があります。
遼は、棒を持った人を見ると極端に怯えます。
ついウッカリ遼の前で勇太や1号2号を強く叱ると、
遼がご飯を食べられなくなります。
保健所の方たちに数日間にわたり追われ、
一時は作業服を着た人とすれ違うだけで怯えていました。
保護主さんが遼を保護してくださったときには、
アバラがくっきり見えるくらい痩せ細り、耳はダニだらけでした。
間違いなく心に深い傷跡があるはずです。
それでも遼は、人の良心を信じる方を選んでくれました。
危害を加える人間ではなく、遼を愛する人間を信じてくれました。

一見、怖げなくせに、思いっきり無防備なところとか・・・

いまだにガムは隠しちゃうところとか・・・
遊んでてもなぜか一人いじられキャラなところとか・・・
何か音がすると首を思いっきりかしげるところとか・・・
オスワリしてるうちに内マタになっちゃうところとか・・・
ハートのおもちゃがお気に入りなところとか・・・
遼の全てが愛しくて。
もし、今回またキャンセルになるようなことがあったらと心に決めていたことがありました。
遼に。
我が家の一員となってもらいます。
さんちゃん。我が家には遼が必要です。
これまで、遼を支えてくださったみなさま。
その愛を受け継いで、必ず、我が家が遼を幸せにします。
そして。
遼には三太に続く次男として、
あらたな保護犬たちのお兄ちゃんになってもらえたらいいなと思っています。
みなさま、これからも、遼をよろしくお願いします。
・・・って!!
ねぇっ!!!ねぇっ!!!
ねぇっ!!!!!!!!!
ボクは???
ボクはどうなるんだよ~~~~~~~~!!!!!!!!
ごめん (^_^;)
勇太も一緒にうちの子になってもらえたら一番いいんだけど。
そうしたら、レスキューのお手伝いを続けることは不可能です (^_^;)
それに、我が家では自由に遊ばせてあげられても、せいぜいが庭だけ。
なかなかランに連れて行ってあげることもできません。
ハハに自転車散歩なんて不可能だしね。
勇太は、もっともっと野山で駆け回って遊べるアクティブなおうちの方が幸せなはず。
必ず、勇太が一番幸せになれるおうちが必ずあるよ♪
元気いっぱいで甘えん坊な勇太。
土曜日からのお試し家がそのおうちでありますように・・・。